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研究テーマ・内容

講座設置の目的

コベルコ建機次世代先端技術共同研究講座は,広島大学とコベルコ建機の産学連携事業として,以下を目的として広島大学に設置された共同研究講座です。
快適性の向上等を目的とした高機能油圧ショベル技術の研究開発」 産学の連携により,具体的なテーマを基に複数の研究シーズを有機的に連携させ,それらの研究成果を具体的に油圧ショベルに実装することで,具体性のある研究を行っていく講座です。

講座開設:2015年7月1日
名称:コベルコ建機次世代先端技術共同研究講座
英名: Kobelco Construction Machinery Advanced Technological Collaborative Research Laboratory

研究テーマ

油圧ショベルとは,人間と同じ動作を,それよりもはるかに大きなスケールで実現する作業機械です。例えば,穴を掘る,荷物を運ぶ,物を吊り上げる,ビルを解体する,自動車を解体する,等の作業は,人間でも時間をかければ行うことができますが,油圧ショベル等の建設機械を使用することにより,作業効率を上げることができます。

現在,油圧ショベルのほとんどは,人間の操作によってその作業を実現します。そこで,操縦者はもちろん,機体を保有するオーナーさんなど,働く人視点の付加価値を機体に取り入れることより,働く人にとっての新たな価値を提供することができると考えています。

働く人にとっての付加価値とは,より多くの仕事量を提供できること,働きやすい環境を提供すること,働く裾野を拡大すること等,様々なことが考えられます。それらを一言で表すことは難しいですが,この研究講座では作業者が「快適に作業すること」を付加価値として定義します。

働くことと,快適であることは相反する言葉のように考えられます。しかし,この研究では「快適」というキーワードを「快」と「適」というそれぞれの言葉に分解し,次のように定義します。
 適・・・消極的快適性
 快・・・積極的快適性
消極的快適性とは,欠乏欲求を満足させることであり,適切に設定されたことを指します。また,積極的快適性とは,適度な刺激によってもたらされる成長欲求のことを指します。例えば,油圧ショベルの操作で具体的に考えると,操縦者が思った場所へ思った通りの操作を実施し,違和感なく機械を操縦できることが,欠乏欲求が満足されることであり,若手作業者が自分に見合った作業レベルよりも少しだけ高いレベルの作業ができることが,適度な刺激による成長欲求を得ることです。

すなわち,この研究講座の具体的な研究テーマは
に関する研究・開発を行うことです。油圧ショベルは,仕事を行う機械です。そのため,快適に作業ができることで,操作しやすく,疲れない,自分の作業レベルよりも少しだけ高いレベルの作業ができる等の効果により,結果的に作業機械に最も必要とされる作業量(仕事量)を上げることができると考えています

作業者が「快適」に作業できるためには,作業者の機械に対する「欠乏欲求」を満足させるために,機体がその作業者に合った適切な設定でなければなりません。また,「成長欲求」を促すためには,その作業者のレベルに合わせた設定でなければなりません。すなわち,人間の様々な状態,例えば感性,技量,疲労度等,を知ることと,さらにそれに基づいて機械が作業者に合わせていくことが必要があります。なお,いままでは,多少違和感のある作業機械であっても,作業者が機械に合わせることで,作業量が確保されていました。しかし,どのような作業機械にも合わせられる熟練作業者の数は年々減少していきます。
この研究講座では,特に技量や疲労度を知り,それを機体の設計に生かす研究に取り組み始め,「操作しやすい」「疲れにくい」「若手も掘れる」を具体的なテーマとして取り組んでいます。

取り組み内容

具体的な取り組み内容は,以下の項目です。

講座ロゴ

この研究講座では,講座のことをより広く,多くの人に知ってもらえるように以下のロゴマークを設定しました。
ワクワク未来を造り出すショベルの研究をイメージして,一筆描きで表現したショベルの形です。このロゴマークは,コベルコ建機 伊藤氏によりデザインされたものです。

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